フォローアップカンファレンスを踏まえて

夜勤に入ることにより、乱れた情報収集のリズムにどのように対応するか?

目次

 

 

カンファレンスの場では上手く話せなかったから、ちょっとここに書かせてもらいました!

自分が夜勤に少しずつ入れさせて貰うようになってから、今の今までの課題と、児玉さんの上げた内容が一緒だったので、少しは力になれるんじゃなかろうかと思って。

カンファレンスの内容と重複する所あるかもしれんけど、自分なりにまとめてみたのでよろしく!

 

自分が関われていない間の情報をどのように収集するか?

日勤続きの時は、日中の毎日の経過が分かるので、夜勤からの送りを聞くだけで自分の中で時間の流れが出来上がる。

ただ、夜勤に入ると、夜勤明けから次の勤務までの時間が大幅に空いてしまうため、新しく入院した人、イベントがあった人などの情報がどうしても遅れてしまう。

数日単位で遅れてしまった時間分の情報をどのように収集するか、が今回の課題だね。

 

対応策① 単純に情報収集の時間を増やす

早く出勤してきて、情報を収集する。

 

メリット

  • まとまった時間を情報収集に割くことが出来る。

デメリット

  • 出勤時間が早まり、時間外労働となるため推奨されない
  • 前の勤務者が温度版や記録用紙を使用しており、Drからの指示などが出ている時間帯のため、見たい資料が手に入らない可能性が大きい

結論

力技で、ちょっと厳しい

 

対応策② 情報収集にかける時間はそのままの長さで効率を上げる

メリット

  • 情報収集にかける時間は今まで通り、or短くて済むようになる
  • 患者の病態の流れが把握できるようになる
  • その時その時で必要な情報が把握できるようになり、逆算して今自分に足りない情報源が分かるようになる。

デメリット

  • 優先順位をミスると、必要な全く情報が手に入らずに患者の観察になってしまう

 

1.患者に優先順位を付ける

 

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大前提として、1~100まですべての患者の情報がインプットされているのが本当の理想だと思うが、実際限られた勤務時間の中でゆっくり覚えている暇は無いし、そもそも「今」必要な情報はその中でも限られてくる。我々も人間なのでそんなそんな脳の容量を割くこともできない。

現病棟で一番短期入院のフルポリや、バリックスと、心不全増悪による入院だと、治療や看護の重要度も変わるわけで、そうなると観察項目や手に入れたい情報、指示内容も増える。

前の仲川さんみたいな、長期的に入院になっている人は「変わりなし」で児玉さんなら対応できると思うから、新キャラに対して行う情報収集の中でも優先順位をつけられるようになるといいかも!

元からいる状態横ばい患者の情報収集より、新しい患者や乱高下のある患者の情報収集の方が時間と労力がかかるので、その中でも優先順位を付けられるようになると同じ情報収集でも効率よく患者を看ていくことが可能になるかもしれません。

 

2.情報に優先順位をつける

①と意味がかぶる点もあるかもしれない。

今日行われる処置なのか、週明け行われる処置なのかで、急ぎの度合いは違うし、術後のHbと横ばいの腎機能では、Hbの方が「術後」というタイミングが指定されていて、なおかつ下がっていたらアクションを起こさなきゃいけない、行動の優先順位では高いよね。

キャラで優先順位を付けられるようになると、そのキャラの中でも更に「今」必要な情報、これから患者を受け持つにあたって必要な情報、次の勤務者に送るにあたって必要な情報というように、どんどん得るべき情報がハッキリしてくると思う。

通勤後から申し送りを受けるまでの限られた時間の中で、集められる情報というのは正直、量としては少ないのかもしれないが、その中でも必要で重要度が高い情報をあらかじめ仕入れた状態で申し送り聞ければ、理解がスムーズに行けるはず。

優先順位がそこまで高くないと判断したら、記録を書き終わった時だったり、次必要になった時にまた収集すれば良き!

別の言い方をすると、キャラの疾患を把握すれば、その疾患に対して、バイタルや採血など、どの情報を選ればいいかも把握できるようになるから、これは参考書より仕事していた方が覚えやすそうだね!

 

3.パターン化して覚えるのも有り

 

例えば心不全で入院しに来ましたってなると、浮腫がひどくて心負荷を軽減させたかったら、利尿薬(ラシックス、ハンプ、サムスカなど)が使用されるだろうし、血圧下がってたらDOAとか降圧薬中止とか、ある程度思考回路ってパターン化できると思う。

そうなると、目新しい情報を仕入れる時よりも、「はいはい、このパターンね」って考える方が、その先のことも想定内になり、なおかつスピードと疲労度が変わってくると思う。

あんまりパターン化しすぎると単調な作業になるので、その都度の分析は必要になると思うけど、大枠分かっていれば👍

高鶴さんにこれ話すと、「感覚でやるな!」て怒られそうだけど…

経験も必要になるから、児玉さんいそがなくても大丈夫!

 

対応策③情報収集の時間を減らす

効率を上げる 以外にもっと物理的に考えてみる

 

1.見るべき資料が少ない

多分、出勤してきて、6Fの患者の名前書いたあと見るのって、申し送りノートか温度板だと思うの。

申し送りノートを見れば、入院前後の経過、目的、患者の性格、ADL、指示内容、ICの概要がもし全部把握できるようになっていれば、もうたぶん申し送りノートだけである程度仕事は出来るよね。北上さんとか師長さんが丁寧に書いてくれている印象。

チャート、外来カルテなど持ち替えてペラペラやっているよりはタイムロス少なそうだよね。

カンファレンスで言いたかったのはここで、申し送りノートを見れば大体OKです!ってところまでクオリティを上げることが出来れば、逆にそこに書いた内容は口頭での申し送りをわざわざする必要は無くなり、もっと別のことを送ることに時間が割ける。

送りが長くなることも回避できて、いつでも見返せる。

これは児玉さんではなく、申し送りノートを書く側の自分たちの問題なので、以後自分も意識してみます!

 

2.送りを聞けばOK

師長さんしか把握していない、とか調整した人しか把握していない…なんてことが結構詰所である印象。

上手く伝達されていない可能性もあるし、せっかくお互いの時間を15分くらいも割いて、それぞれ個別の患者の状態を申し送る訳なんだから、そこでざっくりと欲しい情報がそろえば、資料広げなくて済むよね。

これは送る側の問題で、自分も送り上手じゃなくて毎回申し訳ないんだけど😓

 

まとめ

今回は、勤務が空いた時間分も情報収集にターゲットを絞って書いてみました。

あとは、カンファレンスで言っていた、「送り前にさらっと患者の顔を見る」だとか情報の取捨選択だとか、色々話は出てたけど、正直それはもうじき3年目になってしまう自分の課題でもあるから、なるほどな~とおもいながらカンファレンスで聞いていました!

 

今回長々と書いたのは、カンファレンスで伝えきれなかった川手の持論であって、正解ではないかもしれないけど、1年先に仕事スタートしてる奴はこんなこと考えながら仕事しているんだな~とか、私ならもっとこうするな、とかの比較対象になれればいいなと思って書きました!参考になればうれしいです。

 

正直、オレが1年目で先輩方に喝を入れられながら仕事していた時より、児玉さんの方がしっかり考えているし、勉強しているし。多分児玉さんの2年目の方がオレなんかよりよっぽどクオリティ高そう🤣

頑張らない程度に頑張って👍

3000文字も書いてしまった。長文失礼しました!!